ねにもつタイプ
講談社エッセー賞を受賞した、翻訳家の岸本佐知子さんが放つ、岸本ワールド全開のエッセー集。前作『気になる部分』(白水Uブックス)もおもしろい本でしたが、本作はさらにパワーアップしています。岸本さんの頭の中を駆けめぐるおかしな妄想が、淡々とした口調で語られています。たとえば、「ちょんまげ」という髪型に対する違和感など、日々感じているふとした疑問の考察や哲学的な思索から始まり、誰も止められない妄想の世界へと発展。暴走する妄想がとにかく笑えます。「絶対に変!」と思いながらも、読んでいるとシュールな笑いにグイグイと引き込まれてしまいます。売り場のスタッフの間でも、ちょっとしたブームになっています。
(2007年08月01日) | コメント (0) | トラックバック (0)
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