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つくもがみ貸します

つくもがみ貸します 

江戸時代の深川、古道具屋兼損料屋「出雲屋」を舞台にした連作短編集です。損料屋とは今でいうレンタル屋のことで、布団や鍋、着物など何でも貸し出すお店のことです。ここで貸し出す物の中には、100年以上の古い道具もあり、こうした古い道具にはつくもがみ(付喪神)が宿っているとか。単なる物ではなく妖怪と化した道具は、あちこちの家にいってはいろいろな情報を聞きつけ、出雲屋の主人である姉弟に報告。おせっかいな妖怪たちが巻き起こす騒動が笑えます。ちょっとしたミステリーもあり、ファンタジーもあり、時代小説を読み慣れない方でも楽しめる作品です。著者の畠中恵さんは『しゃばけ』シリーズ(新潮社)が有名。年配の女性や若い女性にも人気が高い作家です。

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