荒野 文藝春秋 1,764円
桜庭一樹さんの直木賞受賞後初の作品は、『私の男』(文藝春秋)の強烈な恋愛とは正反対の少女のさわやかな恋の物語。主人公は、鎌倉で恋愛小説家の父と暮らす十二歳の荒野(こうや)。既刊の「荒野の恋 第一部」『同 第二部』(ファミ通文庫)に、新たに第三部を書き下ろし、一冊にまとめたのが本書です。荒野は接触障害があって人に触れられるのがダメだったり、今時の中学生としても読めるし、ひと昔前の中学生としても読めるので、おとなも楽しめます。『私の男』で度肝を抜かれた方、桜庭一樹さんの違う世界を味わってみてください。
(2008年06月04日) | コメント (0) | トラックバック (0)
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