さよなら渓谷 新潮社 1,470円
児童殺害事件を取材する週刊誌の記者は、取材を進めていくうちに隣に住む若夫婦のショッキングな過去を知ることになります。児童殺害事件とは関係のない、15年前におこったもう一つの事件とは。吉田修一さんの人間描写はお見事で、ずば抜けた描写力で人間の「業」に迫ります。続きが気になり、途中でやめることができなかったので、一気に最後まで読んでしまいました。ミステリーとしてもおもしろく、文学としても成立している作品です。20代、30代の若い方に人気の作家ですが、年配の方も楽しめる本作でさらに読者層を広げた感じがします。
(2008年07月02日) | コメント (0) | トラックバック (0)
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