切羽へ 新潮社 1,575円
小さな島に住む夫婦。妻は教師で、夫は画家。二人の関係はとても安定していたのに、東京から若い男性教師がやってきたことで変わっていきます。ミステリーや派手さはありませんが、読ませる小説です。読者が未婚か既婚か、子供がいるのかいないのかで、感じ方は違ってくると思います。私の場合、主人公夫婦の濃密な夫婦関係を見て、結婚もいいなと思ったり、時計がないようなのんびりした島の暮らしがうらやましいようなしんどいような……。著者の井上荒野さんは大好きな作家。この作品で直木賞を受賞したのをきっかけに、過去の作品も売れるようになったのが嬉しいです。
(2008年09月03日) | コメント (0) | トラックバック (0)
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