
肉体という観点からみた芸術論。西洋の芸術理念で「自然の模倣」という言葉がありますが、この「自然」とは「人間」のことだそうです。章立てがユニークで、「『日本人離れ』の美学」「三島由紀夫のバロキスム」「谷崎潤一郎vs三島由紀夫」「人形と彫刻」「寸断された身体」「変身と怪物」と続きます。一般的な芸術論と違う視点で書かれているのが新鮮です。最近、読み物としておもしろい芸術書がいくつか出ています。『ミュージアムの思想』(白水社)、『手の美術史』(二玄社)、『怖い絵』(朝日出版社)などがおすすめです。
« この胸に深々と突き刺さる矢を抜け<上><下> |
一覧
| 不透明な時代を見抜く「統計思考力」 »
このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.marunouchi-office.jp/mt/mt-tb.cgi/1876