ヘヴン 講談社 1,470円
『乳と卵』で芥川賞をとった川上未映子さん。受賞後初の作品は、標準語で書かかれた長篇小説。リズミカルな関西弁もいいですが、標準語の文体もなかなかです。中学校でいじめにあう14歳の僕とコジマ、それぞれが残酷ないじめに耐えながら、二人は文通を始め友情を育んでいきます。善と悪を題材に、大人でもない子供でもない、男とも女とも言えない14歳の少年少女の世界で何が起きているのか、見事に描ききっています。主人公の僕が成長していく姿を見て、きれいに泣けました。すごい作品。そう簡単に書けるものではないと思います。
(2009年09月02日) | コメント (0) | トラックバック (0)
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