無理 文藝春秋 1,995円
舞台となる「ゆめの市」は、パチンコと大きなスーパーくらいしか娯楽がない、地方の寂れた都市。社会福祉事務所で生活保護の担当をしている職員、拉致され監禁された女子高生、詐欺まがいの行為で漏電遮断器を売るセールスマン、宗教にはまっているスーパーの保安員、汚職まみれの二世市議会議員、5人の話が並行して進みます。現代社会のひずみを描いていて、読むのが辛くなるくらい1点の救いもなく1mmの幸せもない物語ですが、構成が見事なのでぐいぐいひっぱられてラストシーンへ。5人がどうクロスするのか、最後がすごいです。
(2009年09月30日) | コメント (0) | トラックバック (0)
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