シューマンの指 講談社 1,680円
著書の奥泉光さんは、純文学にエンターテインメントの要素を入れ込むのが上手。本作にも音楽、青春、ミステリーとさまざまな要素が入っています。音楽を愛する高校三年生の少年が主人公で、彼の高校に美少年の天才ピアニストが転校してきます。シューマンの音楽論としても読み甲斐があり、人間関係のおもしろさも描かれています。全編に漂う耽美的なムードがすばらしく、ミステリーとしても秀逸。何重にも仕掛けがしてあるので、読み終わった後、読み返したくなるほどです。ミステリー好き、音楽好き、いろいろな方に楽しんでいただける作品です。
(2010年09月01日) | コメント (0) | トラックバック (0)
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